公共的施設
2010年04月07日
本日は歩道切下げ工事の続ネタです。
もうネタとしか思えない金額の見積りが上がってきたので書きたくなりました。
そもそも歩道の切下げ工事とは?
いわゆる24条工事というもので、簡単にいうと道路管理者以外の者「今回は管理人」が、道路管理者の許可を得て道路に関する工事を行うためのことを指します。
ここで問題となってくるのは、あくまで道路管理者の許可を得なければならないため、指定(許可)された工事方法に則り、かつ、費用は自費でなければならないという事です。
許可は、工事着工前は勿論のこと、完成時にも許可通りの工事を行ったかどうかの確認を受けなければなりません。確認を受けた後は、維持管理義務及び所有権は道路管理者へ帰属します。
工事費用については、道路管理者が、村、町、区、市、都道府県、国の順に、求められる仕様も上がっていくことから、必然的に工事単価が上がっていくこととなります。
前置きが長くなりましたが、今回の工事費用が問題です。
ハウスメーカー各社とやり取りを行っていた際には、都道の場合にはmあたり10万円が相場と聞いており、積水ハウスの営業さんが見積りを取られた際には48万円という数字が出てきました。ハウスメーカーによって金額に差異はあるものの50~70万円です。
それが今回は約3倍という金額。
どうしても必要な物ですが、工事はすれどほとんど寄付みたいなものですし、車一台が買える金額となると正直参りました。この予算を家本体に向けられればどんなに良いことか・・・。
後々、検索をされてきた方向けに、今回の見積り概要を。
まず、車1台が余裕で通れるほど広い歩道があります。さらに、車道と歩道の間には、ガードレール、植栽、車両が通らない前提で置かれた雨水・下水升もあります。車庫は2台並列駐車のため、切下げ5m超という条件。
車道から敷地に至るまで一式を全交換しなければならない、かつ、工事単価は公共工事に準じてとなりますので、そりゃもう悲しい程に高額な金額に。
流石に100万円を超える金額を出したくはないので、工事費用を少しでも落とすべく、車庫の位置を変えたり、そもそもの切下げ面積を減らしたりとする予定ではありますが、楽しい家作りが一転、工事費用捻出のため、必要と思い一度は選んだ家の装備等を今後諦めるようなことも考えなくてはなりません。これから数十年借金まみれになると分かってはいても、一生に一度あるかどうかの家作りで楽しいはずだったんですが。
どう足掻いても上記の事実が変わるわけではありませんので、税理士らしく、上記歩道の切下げ工事に関する税務処理について。
まず前提として、切下げ工事を行う貴殿が、事業者(法人及び個人事業主)なのか?個人なのか?で線引きを行います。
事業者の場合には、減価償却の対象として資産上を行う必要があります。減価償却の分類では構築物の中の舗装道路・路面として、コンクリ仕上げならば15年、アスファルト仕上げならば10年の年数で償却を行います。(勿論、支出金額に応じて一括償却、少額減価償却等の特例の対象となります)
更に、工事費用は負担すれども、自分のものに非ずということで、公共的施設の負担金として繰延資産に該当します。更に、その施設が負担者専用(耐用年数の7/10相当年数で計算)のものか、それ以外のもの(耐用年数の4/10相当年数で計算)かに分かれますが、工事のきっかけが自用車のためとはいえ、歩道は公共利用にあたりますので、上記耐用年数の4/10相当で計算を行います。
これに個人事業主で、かつ、自宅兼店舗の方は、事業供用割合を掛けることとなります(家事、事業共用の減価償却費計算で間違えやすいものとして、簿価から減額する償却費用は事業用100%として計算をした金額となります。但し、所得税の計算上経費に算入できる金額は事業供用割合分です。家事供用資産として減価償却費に1.5倍云々ということはありません)
個人利用の方で、将来事業用として使われる可能性のある方は、9年以内であれば多少経費に計上することが可能です(耐用年数の一番長いコンクリ製で15年、繰延資産として×4/10、家事共用資産として×1.5 算式15年×4/10×1.5=9年)。
今回の話には全く関係ありませんが、外構工事のうち、フェンス、植栽、カーポートなども、それぞれ減価償却の計算方法が決められています。
税理士が付いていればまず有り得ないのですが、実務で良く見かけるケースとして、家本体と関係はありませんが、店舗内装費用一式として幾ら、減価償却費の計算としては本体建物と同様の耐用年数を用いた計算方法を採用しているものを見かけます。
工事内訳書の中には、電気工事であったり、建物本体とは分離された造作部分であったりと、償却年数の短いものが必ず含まれています。節税及びキャッシュフローの観点からは、支出した費用はなるべく早い段階で損にすべきものなので、面倒臭がらずそれぞれの内訳計算を必ず行うようにして下さい。
もうネタとしか思えない金額の見積りが上がってきたので書きたくなりました。
そもそも歩道の切下げ工事とは?
いわゆる24条工事というもので、簡単にいうと道路管理者以外の者「今回は管理人」が、道路管理者の許可を得て道路に関する工事を行うためのことを指します。
ここで問題となってくるのは、あくまで道路管理者の許可を得なければならないため、指定(許可)された工事方法に則り、かつ、費用は自費でなければならないという事です。
許可は、工事着工前は勿論のこと、完成時にも許可通りの工事を行ったかどうかの確認を受けなければなりません。確認を受けた後は、維持管理義務及び所有権は道路管理者へ帰属します。
工事費用については、道路管理者が、村、町、区、市、都道府県、国の順に、求められる仕様も上がっていくことから、必然的に工事単価が上がっていくこととなります。
前置きが長くなりましたが、今回の工事費用が問題です。
ハウスメーカー各社とやり取りを行っていた際には、都道の場合にはmあたり10万円が相場と聞いており、積水ハウスの営業さんが見積りを取られた際には48万円という数字が出てきました。ハウスメーカーによって金額に差異はあるものの50~70万円です。
それが今回は約3倍という金額。
どうしても必要な物ですが、工事はすれどほとんど寄付みたいなものですし、車一台が買える金額となると正直参りました。この予算を家本体に向けられればどんなに良いことか・・・。
後々、検索をされてきた方向けに、今回の見積り概要を。
まず、車1台が余裕で通れるほど広い歩道があります。さらに、車道と歩道の間には、ガードレール、植栽、車両が通らない前提で置かれた雨水・下水升もあります。車庫は2台並列駐車のため、切下げ5m超という条件。
車道から敷地に至るまで一式を全交換しなければならない、かつ、工事単価は公共工事に準じてとなりますので、そりゃもう悲しい程に高額な金額に。
流石に100万円を超える金額を出したくはないので、工事費用を少しでも落とすべく、車庫の位置を変えたり、そもそもの切下げ面積を減らしたりとする予定ではありますが、楽しい家作りが一転、工事費用捻出のため、必要と思い一度は選んだ家の装備等を今後諦めるようなことも考えなくてはなりません。これから数十年借金まみれになると分かってはいても、一生に一度あるかどうかの家作りで楽しいはずだったんですが。
どう足掻いても上記の事実が変わるわけではありませんので、税理士らしく、上記歩道の切下げ工事に関する税務処理について。
まず前提として、切下げ工事を行う貴殿が、事業者(法人及び個人事業主)なのか?個人なのか?で線引きを行います。
事業者の場合には、減価償却の対象として資産上を行う必要があります。減価償却の分類では構築物の中の舗装道路・路面として、コンクリ仕上げならば15年、アスファルト仕上げならば10年の年数で償却を行います。(勿論、支出金額に応じて一括償却、少額減価償却等の特例の対象となります)
更に、工事費用は負担すれども、自分のものに非ずということで、公共的施設の負担金として繰延資産に該当します。更に、その施設が負担者専用(耐用年数の7/10相当年数で計算)のものか、それ以外のもの(耐用年数の4/10相当年数で計算)かに分かれますが、工事のきっかけが自用車のためとはいえ、歩道は公共利用にあたりますので、上記耐用年数の4/10相当で計算を行います。
これに個人事業主で、かつ、自宅兼店舗の方は、事業供用割合を掛けることとなります(家事、事業共用の減価償却費計算で間違えやすいものとして、簿価から減額する償却費用は事業用100%として計算をした金額となります。但し、所得税の計算上経費に算入できる金額は事業供用割合分です。家事供用資産として減価償却費に1.5倍云々ということはありません)
個人利用の方で、将来事業用として使われる可能性のある方は、9年以内であれば多少経費に計上することが可能です(耐用年数の一番長いコンクリ製で15年、繰延資産として×4/10、家事共用資産として×1.5 算式15年×4/10×1.5=9年)。
今回の話には全く関係ありませんが、外構工事のうち、フェンス、植栽、カーポートなども、それぞれ減価償却の計算方法が決められています。
税理士が付いていればまず有り得ないのですが、実務で良く見かけるケースとして、家本体と関係はありませんが、店舗内装費用一式として幾ら、減価償却費の計算としては本体建物と同様の耐用年数を用いた計算方法を採用しているものを見かけます。
工事内訳書の中には、電気工事であったり、建物本体とは分離された造作部分であったりと、償却年数の短いものが必ず含まれています。節税及びキャッシュフローの観点からは、支出した費用はなるべく早い段階で損にすべきものなので、面倒臭がらずそれぞれの内訳計算を必ず行うようにして下さい。