事業仕分け

2009年11月19日

先週来からの事業仕分け中継を視聴していて思うこと。

官公庁の無駄は徹底的に削いで欲しいのですが、何でもかんでも削除という姿勢は考えさせます。

特に営利企業である民間で行うことが難しい技術開発については、モノつくり日本の根底を為すものですので、長期的な国家戦略を見せて欲しいものです。

高度な技術開発については米国が俄然優位を保っているわけですが、これはインターネットにしろ、GPSにしろ、元々が軍事技術の民生転用であるわけです。

また、軍備の海外輸出が主要産業でもあるわけで、国家だけでなく軍需メーカーが単独で投資を行ったとしても、その多大な利益から将来の回収可能性が高くなります。

結果、益々高度な技術開発が行われます。

かたや日本に関してはどうでしょうか?軍事技術に繋がるものの輸出は不可能ですし、回収可能性を考えれば、民間において膨大な試験研究費用を投入するこは出来ません。

であるならば、国が最先端技術に対してある程度援助を行わなければ技術が育ちません。

メイドインジャパンとは、今でこそ高品質の代名詞のように海外で評価がなされていますが、一昔前はメイドインジャパンと言えば安かろう悪かろうの代名詞であったと聞きます。

表現として問題があるのは重々承知していますが、韓国製や中国製に対して抱く評価と同じです。

ですが、日本がそうであったように、当初は真似た粗悪品であっても、創意工夫を凝らしてオリジナルを超えような品質を維持してきたから今の評価があるのだと思いますし、アジアの各国もだんだん品質とそれに伴う評価が上がってきています。

そういった意味で、品質が同等で価格に差異があれば国際競争力に負けるのは当然の結果ですし、品質を更に向上させたり、新たな技術を生み出せる体制を国家がレールを敷かなければ、真の意味で景気回復には繋がりません。

悪銭身につかず、宵越しの金は持たない、これらは日本人の良いところで、お金がお金を生むようなマネーゲームが必要な金融立国化は諦めて、モノ作りに原点回帰する政策を今の民主党には期待したいです。

pet73 at 00:01 この記事をクリップ!
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