2010年07月14日

税理士試験 間近

 専門学校に通っている方は直前答練もそろそろ終わり、来月の受験へ向けて胃の痛い毎日を送っている頃ではないでしょうか?

 かくいう管理人も、初めて簿財を受験した時、失敗したら他の道へ進む覚悟で挑んでいた手前、受験直前までお腹の緩い毎日を過ごしていました。2年目以降、妙に場慣れというのでしょうか緊張感の方が緩んでしまい官報合格まで5年の歳月を経るとは思ってもいませんでした。

 受験を始めた当初は大学院免除コースがギリギリで会計2科目、税法3科目のいずれかを免除できる特典があったものの、既に試験コースでスタートをしていると最短で3年、当初の皮算用では2年で受かる(学費も掛らない)と多少甘く考えていた節がありました。

 それ以上、上記の歩むべき道を変えざるを得ない可能性も残されていたわけですから、どのような手段をとってでも税理士になろうという気概が無かったのかもしれません。

 今は小規模納税者の方々に対する記帳指導も行っているのですが、(公認)会計士と税理士の違いについて、度々聞かれてます。一般の方ではあれば違いついて考えもしないでしょうし、管理人も税理士になると考えるまで違いについて分かりませんでした。

 両者の違いを多少端折って簡単にいえば、株式上場を行っている会社が上場基準を維持するため、証券取引所に、毎決算期に有価証券報告書を提出するのですが、その報告書が適正がどうかの意見を公認会計士に求めます。公認会計士はその会社に対して監査を実施することで、適正意見を述べます。これが公認会計士の王道たる仕事となります。

 一方の税理士はというと、会社が税務署へ提出する税務上の申告書が正しいかどうかの確認を行ったり、税務調査に対応したりと、対税務署との折衝を行うことが税理士の王道たる仕事となります。

 公認会計士の方はさらに、税理士試験に受かることなく税理士登録を行うことによって税理士としての職務を行うことができるようになります。試験を通らずに税理士となる道は、他にも長期にわたって税務行政に携わった者もなることが出来たりします。

 先日、ご子息を医者か弁護士、税理士、公認会計士のいずれかを目指させたいというお話をお聞きしたのですが、現時点で最も取りやすい資格は公認会計士になると思います。

 ただ、弁護士が良い例で、あまり合格基準を低くして試験制度を緩和すると、晴れて資格者となれても実務を経験できる場所がありません。

 国策として、現段階において言えば、弁護士、公認会計士の数を増やす目的で試験制度は緩和をしていますが、数が増えすぎたという話となれば、試験制度が従来のように難しいものとなる可能性があります。

 一番始めに書いた、税理士となる場合についても、大学院免除で貰える特典が減らされてしまっているように、税理士業界からは公認会計士の方が税理士登録を簡単にできないようする働きかけというものが従前からありました。

こと税理士に関していえば、現在でも少なからず人数はいるため、今後試験制度自体が簡単になる方向で改正されるとは思えませんので、今から目指すなら公認会計士受験が狙い目となるわけです。

弁護士についても同様に試験制度は緩くなっているのですが、いかんせん学費が高すぎます。高い学費を負担して法科大学院を卒業しても3回受験に失敗したらまた大学院からという三振制をとっているので、人生を棒に振るリスクはでもの凄いものがあります。

 私立系医学部に6年間通うには1億円の学費が必要と言われていますが、医師試験に受からない方はまずいません。それが法科大学院ではよくある話だそうです。

 なりやすさ、費用面などを消去法で消していくと、4つの業種の中で選ぶなら最初にいった公認会計士という答えとなるのでした。

 管理人は二度と試験を受けたくはありませんが、税理士の道を選ばれた受験生の方がいらっしゃるようでしたら、試験日まで残りあと少しの期間、自分を信じて頑張って下さい。

pet73 at 22:56コメント(0)トラックバック(0)税理士  この記事をクリップ!

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